新今宮駅。というよりも動物園前色が強いのですが、ジャンジャン横町のJRを隔てた南側にある動物園前一番街商店街に入ります。
飛田新地のみならず風俗産業には無縁の我が人生ですが、飛田本通商店街やらに繋がるアーケードをしばらく南下すると[南自由軒]に辿り着きます。私は体験していない時代ですが、昭和前半の空気が立ちこめるアーケードの中がかなりアップデートされておりますね。
[南自由軒]さんだってちゃんとイメチェンを図った形跡があります。みどりの窓口みたいなグリーンが差し色に用いられてます。
それと店外に必要以上にPOPでPRしていなかったかも知れないですね。
デジカメが出た頃に撮った写真と比べたいところですが、あまりに撮影数が多いため、辿り着きそうにありません。
とにかく緑を持ってくるとは思いませんでした。個人的には好きです。
看板メニューはオムライスでして、今までこちらのお店ではオムライスしか食べた事がなかったと思います。
メニューにも「シンプルに牛肉のオムライス(シンプルゆえにサラダ、みそ汁は付きません)」とデカデカとありますね。
大正から100年ですか。
とにかくオムライスはシンプルですが、セットメニューはシンプルでなく、これは悩ませよるなあ!(^^)
やはりレトロスペックな中で昔ながらのビーフオムライスを選ぶのか、伝統メニューによる次世代コンビネーションにするのか迷います。
若かりし頃は、物足りない分量だと思ったオムライス。実際に初対面では呆気にとられましたわな。
しかし、今では適量中の適量です。そんな意味からもオムライスとのセットメニューは850円~1500円の魅力のラインナップと言えましょう。
私は決めました。オムライスのセットは次回にしましょう。
ビーフカツ、ハンバーグセットです。
オムライスへの憧憬とか郷愁を断ち切ったその一皿は魅力的です。
ビーフカツが肉50g、ハンバーグが推定75gでしょうか。ビーフカツだけだと落胆、ハンバーグだけでも落胆。あくまでも抱き合わせで適量なのです。
これならば小食女子の残しそうな分を助けてあげる事ができそうです。機会は無いけど。
ビーフカツに被さるデミグラスソースとハンバーグのソースの色が僅かに違っています。ビーフカツは50gとありますが、この写真は迫力たっぷりに見えるよう努力しました。
店内にはJ-POPがオムニバスでかかります。三代目店主(?)に代替わりしても受け継がれるソースに古きよき時代を感じますとも。
馬鹿すぎず賢すぎず夢があった時代と言えばいいのでしょうか。後の人生は同じで良いからふと小学生位に戻りたいと思う事があります。ハレの日には欧風料理でした。
カウンターには「今からその筋の事務所いかなあかんねん」と女子が携帯電話でため息をついています。土地柄でしょうか・・・。
南自由軒
大阪市西成区太子1-11-5
TEL 06-6641-0404
火曜休 / 11:30〜21:00
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